DISCOGRAPHY
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■今までに発売されたCDの一覧と筆者のコメントをまとめてみました(文中敬称略)。

GOMES THE HITMAN in arpeggio (ON SALE 1997.12.12,GRASS FRUITS:CLGD-1005)

収録曲arpebbio

1.僕はネオアコで人生を語る arpeggio
2.朝の幸せ primal supreme
3.レモンひときれ a slice of lemon
4.tsubomi
5.オレンジ〜真実 orange〜truth
6.遅れてきた青春 autumn,wind blows
7.寒い夜だよ(ボーナス・デモ・トラック) night song(recorded at DAIHO PLAZA NERIMA 201)

ある意味でゴメスを象徴しているともいえるM1が収録されている。日常を美しく切り取る山田の詞の世界や、トレードマークの男女混成のコーラスはすでに確立している。M7は次作でも取り上げられているか、筆者は録音時の空気まで封じ込まれているようなこのデモ・ヴァージョンのほうが好きである。このアルバムは(M7をのぞいても)いわゆる「ギターポップ」という感じの曲が多いが、キーボードとコーラスで盛り上がっていくM5のような曲もありその後の変化を予感させる。

down the river to the sea (ON SALE 1998.4.17,GRASS FRUITS:CLGD-1009)

収録曲down

1.イントロ
2.ビリーブ・イン・マジック・イン・サマータイム? believe in magic in summertime?
3.平和なるサバービア peaceful suburbia
4.海があればよかった if everybody had an ocean...
5.寒い夜だよ night song
6.真夏のスキャット mid-summer scat
7.センチメンタル・ジャーニー sentimental journey
8.会えないかな couldn't we meet?
9.溶けて死ぬのさ kaleidoscope
10.coffee coffee in love

ゴメスの曲はパーカッションの響きが印象的なものが結構ある。ていうかゴメスの”さわかやな”イメージはそこからきている部分が大きいように思う。このアルバムから高橋(per)が正式参加して、前作にもましてアレンジ面で重要な役割をはたしている。堀越(key)も本当にいろんなスタイルの演奏ができることが音にはっきりわかる。バンド全体が曲にあったアレンジを楽しみつつも悩んでるのが見えてくるようで楽しい。ストリングスも入ったりして、バラエティに富んだサウンドが聴ける今作が現在のゴメスの原点であるように思う。M8,9サウンドの落差はスゴイがどちらも名曲。

neon,strobe and flashlight (ON SALE 1999.1.21,BMGジャパン :BVCR-18003)


収録曲neon

1.overture
2.ストロボ strobe
3.夕焼け田舎町 setting sun in the countryside
4.アップダイク追記 david updike
5.新しい季節 new season
6.interlude
7.tsubomi

名曲M2を収録したメジャーデビュー作。M3,4,5もフルアルバムに入ってないから聴かないでいるにはもったいない佳曲のでファンは必聴。今作からドラム、ベースが変わって今のメンバーになって音がどう変わったかはM7(1stミニアルバムの曲のニューヴァージョン)を聴くとわかるかも。

雨の夜と月の光 rain song e.p. (ON SALE 1999.4.21,BMGジャパン :BVCR-19005)

収録曲rain

1.雨の夜と月の光 rain song
2.スティーブン・ダフィー的スクラップブック stephen duffy-like scrapbook
3.down the river to the sea


前作同様、アルバム未収録曲も充実の初マキシ。もしゴメスを聴いたことがないのならこれから入るのがいいかもしれない。次作の路線はこれでほぼ完成されていると思うから。M3(1stのアルバムタイトル!)は同アルバムから本格化した試行錯誤の1つの答えとも思える素晴らしいアレンジ。楽器の音色からミックスまでバンドの眼が行き届いたサウンドは歌詞の世界をサポートしてるという次元ではなく、音だけでその世界を充分表現していると思う。

weekend (ON SALE 1999.6.5,BMGジャパン :BVCR-11009)

収録曲weekend

1.光と水の関係scenes from the seaside
2.長期休暇の夜 long vacation
3.ストロボ strobe
4.何もない人 the lilac afternoon
5.猫のいた暮らし there was a cat in our bangalow
6.ready for lab
7.お別れの手紙 farewell song
8.train song
9.雨の夜と月の光 rainsong-album mix-
10.ready for love
11.週末の太陽 weekend

某外資系CDショップの試聴機でこのアルバムを初めて聴いて時のことを今でもはっきり憶えている。それまでゴメスの名前すらしらなかった。友人の勧めでとりあえずという感じで聴いてみたのだが、すぐに引き込まれた。もしかして大当たりかも、とわくわくした。はっきり聞き取れる「短編小説のような」歌詞と鮮やかにそれを引き立たせているサウンドはやたらと新鮮だったし、何よりも曲がよかった!すぐに購入して繰り返し聴いた。特に通勤時のBGMに最適だった。聴くとほんの少し、景色が変わるのがわかった。ゴメスのアングルを通した日常は鮮やかな色彩を帯びている、そんな気がした。そう思わせたのはおそらく歌詞以上に雄弁なメロディに絶妙に絡み合う演奏なのだろう。いい曲はどんなアレンジでもいいものだ、とはよくいわれるし、実際そうなんだけど、このアルバムを聴くと、その曲に対応する演奏、録音は実は1つしかなくて、それを見つけることが「アレンジする」ということなのかも、とか思ったりする。

new atlas e.p. (ON SALE 1999.11.20,BMGジャパン :BVCR-19017)

収録曲atlas

1.僕たちのニュー・アトラス new atlas
2.街を行く move into town
3.北風ロック north wind rock'n'roll
4.夜に静かな独り言 on the way to your door

架空の新しい街に住む「僕」「君」「彼」「彼女」をテーマにした”長編小説”のリリース第一弾は「ロック」な演奏が印象的な好シングル。ライブでの演奏が以前よりもCDに反映しているような気がする。M4とそれに続くトラックでの空気をたっぷり含んだサウンドも印象的。


cobblestone(ON SALE 2000.4.21,BMGジャパン :BVCR-11020)

収録曲cobblestone

1.自転車で追い越した季節 bikeride
2.言葉はうそつき language of love
3.北風オーケストラ orqestra del viento
4.springtime scat
5.春のスケッチ kids on the corner
6.思うことはいつも here's my room
7.7th avenue
8.nighty-night
9.太陽オーケストラ orqestra del sol
10.シネマ cinema
11.keep on rockin'
12.プロポーズ大作戦 sunflower
13.6 bars interlude
14.午後の窓から the window
15.epilogue

”長編小説”第2段は初の外部プロデューサー(斉藤誠、杉真理両氏)を迎えたが、予想していたほど大きな変化があった印象はない。彼らはよりゴメスらしい作品を作るために協力したわけで、別に自分の色に染めたがるタイプの人ではないから当然かもしれない。もちろん様々なアイデアを彼らから示されることでゴメスのメンバーがより多彩な表現力を身に付けたのだろう。例えばM3みたいなコーラスは今までになかったものでとても新鮮。全編メリハリのきいたサウンドと自信に満ちた演奏が封じ込められた本作は聴いていてなんだかすがすがしい気持ちになる。

maybe someday e.p.(ON SALE 2000.6.7,BMGジャパン :BVCR-19022)

収録曲maybe someday

1.僕らの暮らし life goes on
2.緑の車 green automobile
3.maybe someday

”長編小説”の最終作。今回は3曲とも別々のプロデューサーがついている。3曲3様の個性をはっきり持っていて、それでいて統一感もある作品集だと思う。特にM3は曲が進むに連れて表情もくるくる変わっていって、その歌詞同様、ゴメスの新しい旅立ちを感じさせる。

饒舌スタッカート(ON SALE 2001.1.24 BMGファンハウス:BVCR-19022)

収録曲jozetsu

1.饒舌スタッカート
2.拍手手拍子
3.ねじを巻く

ライブ向きのアップテンポで勢いのある曲が集まった作品。ホーンなんかも入ってて音はかなり分厚いが、印象はいつものごとくさわやか。今作もプロデュースを外部にゆだねているせいか、ラジオでオンエアすると映えそうな仕上がりになっている気もする。実際結構オンエアされてたし、M1を引っさげてのキャンペーンは各地で好評だったそうだ。


SONG LIMBO vol.1 〜summer falls(ON SALE 2001.10.7 〜ライブ会場で限定販売)

収録曲limbo1

1.way back home
2.晴れた日のアスリート
3.虹とスニーカー
4.山で暮らせば

メジャーデビュー頃までに書かれた中で、これまで世に出なかった曲を集めたアウトテイク集。とはいってもいわゆる「ボツ曲」があるわけじゃない。そういう曲は「最初からバンドに持ち込まない(作者:山田くん談)」からだ。作られた時期も曲調もばらばらなのに不思議な統一感があるのは全曲バンドによるプロデュースだからかもしれない。2001年現在のライブで接するバンドの音にもっとも近いのがこの作品かも。

mono(ON SALE 2002.2.17 QUATTRO-045)

収録曲mono

1. 6PM intro
2. 別れの歌
3. 夜明けまで(情熱スタンダードvol.1)
4. 目に見えないもの
5. 言葉の海に声を沈めて
6. 情熱スタンダード
7. 笑う人
8. 忘れな草
9. 百年の孤独
10.表通り

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